2011年5月アーカイブ

進む勇気、退く勇気

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石見が終わって1週間が経過しました。

まだ膝の具合はよくありません。

日曜日に下蒲刈1周をしてみましたが、1時間半ほどで膝の痛みが再発しました。

左足をかばっていたからか、こんどは右膝も痛くなってきました・・・


基本的にオーバーユースが原因ですから、安静にしとけば痛みは落ち着くはずですが・・・
少しずつ負荷をかけていこうと思います。

やはり100km地点でリタイアすべきだったのかなぁ、と今は考えています。
膝が痛い状態で100km走っていいはずがありません。
これからの自転車生活を考えると(まだマスターは届いていませんし)先は長いのですから。

しかし、今まで膝が痛くなったことなんてないのにどうしてだろう、と考えていると、一つ思い当たるフシがありました。
最近職場で1日30分階段昇降を行っていました。
特に下りの動作は今傷めている腸脛靭帯に負担がかかります。
靭帯にストレスが溜まっていた状態で走ったのがよくなかったのかもしれません。

別のクロストレーニングを考えないといけないでしょうね。
となると水泳かなぁ。
今から3ヶ月くらい前の話です。

僕は仕事の関係でコミュニケーションの技術を勉強しています。
とある勉強会のテーマが「目標を実現させる」みたいなテーマでした。
実習で「石見グランフォンド完走」を目標として、イメージトレーニングの練習をしました。


・・・そして5月8日。
グリーンロード大和を出た僕は、その勉強会でやったことを何十回も繰り返しながら、国道375号を走り続けていました。

自分にはこのコースを走りきる力がある。
思い出せ。
大学の部活で10日間におよぶ北アルプス縦走を達成した時を。
野呂山ヒルクライムで自己最高タイムを出した時を。
そしてガッツポーズでゴールアーチをくぐるのだ。

左手で小さくガッツポーズをしながらゴールアーチをくぐる瞬間を思い浮かべ、「間に合う」とつぶやく。
そんなことを何十回も繰り返しました。
その度に実習の相手になって下さった方や、職場の皆さん、家族、いろんな人の顔が思い出されるのでした。

向かい風は止む気配もなく、膝の痛みは増す一方でしたが、ただひたすらに走り続けました。

ふと見ると、前方にトンネルが見えてきました。
このトンネルを二つ抜けると第6CPの粕淵です。
「間に合う。必ず間に合う」
最後にもう一度つぶやいてトンネルの中に飛び込みました。

トンネルを抜け、第6CPが見えた瞬間、サイコンに目をやると、時刻は15:41。
足切りまで後4分というところでした。
「間に合った!」心の中で叫びました。
駐車場に入り、慌てて自転車を降りてサインシートへ。
「間に合いましたよね?」とスタッフの方に聞くと、「大丈夫ですよ」との返事。やった!三瓶に挑戦できる!!


粕淵でしばし休憩の後、いよいよ三瓶山です。
が、足切りに間に合うように頑張りすぎて、ほとんど力が残っていませんでした・・・・
這々の体で峠を登りきり、西の原へ・・・

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西の原から見た三瓶山

あれ?
ここCPじゃないの??
そうか、第7CPは北の原の三瓶バーガーか・・・
いや、待てよ。第7CPの制限時間って17:15じゃん。
ヤバいって。間に合わないよ〜(泣)

結局第7CPに着いたのが17:20。
当然のように参加者は誰もいませんでしたorz
が、ここのCPは制限時間を大目に見てもらえました。よかった・・・


さあ、あとは一気に下るだけです。
もう膝はガクガク。35km/h以上は足を回さないことにしました。
ひたすらに下って下って、ようやく大田市内へ。

小学生が10人くらい、こっちに手を振ってくれました。
こちらも手を振り返すと、何が面白かったのか、みんなアハハと笑っていました。
僕もアハハと笑い返しました。

さらに走っていると、軽自動車が一台追い抜いて行きました。
助手席から第5CPのサインシートにいた女性スタッフが、「あともう少しですよ〜」とおっしゃって下さいました。


昨年の出雲路センチュリーライドの終盤には、終わるのがもったいないというのが率直な感想でした。
今回は、頼むから早く終わってくれとwww
でも、沿道で手を振って下さった方や、友達や、職場のみなさんや、いろんな方が応援して下さいました。

自分は決して孤独ではない。
こんなにも多くの人に自分は支えられているのだ。
そう考えると涙があふれそうになりました。

本当に泣いちゃうと事故るので、ここはぐっとこらえてゴールを目指しましょう。
最後の交差点を左折すると朝スタートした久手海水浴場が見えてきました。
駐車場の横を走るとすでに戻ってきていた皆さんに手を振りました。

そしてガッツポーズをしながらゴール!
18:10くらいだったかな?

もう歩くのもままならないくらいに膝がガクガクになっていました。
何とかサインシートに行って最後のサイン。スタンプのチェックを受けて完走証のステッカーを頂きました。


本当にボロボロになってのゴールでしたが、今までにない達成感を味わうことができました。
来年は三瓶も制限時間以内に走りきれるよう、さらに練習を重ねようと思います。

ここまで長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
次回は反省編の予定です。

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第2CPを抜けると140kmと200/190kmの分岐点へ。ここはもちろん200/190kmを選択です。

分岐から山岳区間へは8kmほどの直線。
一人じゃしんどいので列車に乗らせて頂きましょう。
長ーい列車が完成、と思ったら前の方がいきなりペースアップ(泣)ついて行けませんでした。
しょうがないので黙々と走り、川を渡って踏切を越え、いよいよ山岳区間へ。

第一の関門は谷峠。前日の下見ではあまりのクネクネに軽く車酔いを起こしたのでした・・・
自転車では当然車酔いは起こさないのですが、逆に酔ってる暇がないほどの登り。
こりゃどうかいの・・・と思っていたら、後ろの方が声をかけてきました。
「ドリンク(CCD)の粉、落ちましたよ」と。ああ、ごめんなさい・・・

幾重にも折り重なるヘアピンを抜け、ようやく峠の頂点へ。
一旦下って前日に休憩をしたJAの前を通りましたが、ここでの休憩はなし。

しばらく下ってまた登り。三叉路の標識が見えてくるといよいよ石見高原林道の始まりです。
坂はきついのですが、この辺はまだ元気がありました。
霧雨の中を進んで行くと、ようちゃんのパンク修理をGAKEさんが手伝っているのを発見。
が、ここで止まると再スタートが怪しいのでパスさせて頂きました。ゴメンナサイ。

石見高原林道はずっと登りなわけではなくて、最初の2kmほど登った後はしばらくゆるい登り下りが続きます。
で、一旦下って最後の京太郎山の辺りでいきなり日が射してきました。
気温は一気に上昇して蒸し暑くなってきました。
2kmほど登って、一気に邑南町役場まで下りなのですが、この道が杉の葉だらけでしかもウェット。
「こりゃやばいぞ〜」とボヤキながら下っていると、前方で数人が「スピード落とせ〜」と叫んでいました。
こっちもハンドサインを出す暇がないので「ブレーキ!」と叫んで後方に注意を喚起しながら減速。
ぱぱにいさんら数名が落車されたようでした。そのあと皆さん走られていたように思ったので大した怪我はなかったのでしょうか。
そんな光景を目にしたものだからますますビビってしまい、下りは大減速。後ろの人はイラついてただろうなぁ・・・

無事に下りきって第4CPの邑南町役場に到着が11:23。
まぁこんなもんかなぁ、とこの時はまだ元気だったのであまり事態を深刻に考えてはいませんでした。ここから地獄を見ることになろうとは・・・
ここで昼食を取り、次は前日に昼食を取った縄文村を目指します。
縄文村で給水をし、一旦下ってまた登り・・・こんなんばっかりorz

登りきってから瑞穂道の駅への下りで追い抜くCX-1が一台。
石見の後自転車部に入部されたひらりんさんでした。
ああ、速いなぁ、と思っていると、こっちに黒いものが転がってきました。よーく見るとツールケースの蓋。
なんでそんなものが落ちたんでしょうか?僕は一回も落としたことがないんですが。
回収のために止まったひらりん氏をパス。どうせ後で追い抜かれるんだろうし、ね。

ちょうど100km地点の瑞穂道の駅でトイレ休憩。既にサカイさんとGAKEさんは休憩していました。
「足切り間に合いそう?」と聞く二人。「シミュレーションの範囲内ですよ。間に合いますよ。」と答えました。
実際のところはこの二人なら十分間に合うだろうと確信していました。僕自身はどうかというと足切りギリギリかなぁ、と考えていました。とにかく二人を焦らせてはいけないと思い、上のようなコメントをしたのでした。

道の駅を出て大原山へ。
この辺りから左膝に痛みを感じ始めました。今まで経験したことがない部分、そして痛み方。ダンシングをしてみると激しく痛みます。
あとでわかったことですが、どうやら腸脛靭帯炎というもののようです。
「この痛さであと100km走らんといけんのか・・・」痛さをこらえつつ大原山を登り、山岳区間最後の登りである戸河内峠に向かう下りを下っていました。

すると前方にGAKEさんが止まっているのが見えてきました。
パンクの修理中でした。
この時間帯でのトラブルは粕淵での足切りにあう可能性大です。

止まって修理を手伝うべきか?
それとも進むべきか?
ここで止まってしまうと僕は確実に足切りにあってしまう。
とはいえ修理を手伝うと二人とも足切りにあう可能性も高い。

悩んだ挙げ句、先に進むことを選択しました。
正直、この選択が正しかったのかどうなのか今でも迷っています。
この後僕は完走はしたのですが、一週間たっても膝の痛みがまだ完全に引いていません。
パンクの修理を手伝って自分がリタイアすれば膝もここまで悪くすることもなかったでしょう。
ただ、僕も足切りギリギリのペースでしたし、一瞬で決断しなければいけなかったのです。

でも、来年も同じ状況になったら止まるでしょう。
膝を傷めると回復にものすごい時間がかかるのがわかりましたから。長く自転車を楽しむためには決して無理をしてはいけないというのが今回の最大の反省点です。

GAKEさんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら戸河内峠へ。ここを登り切れば山岳区間も終了です。
膝の痛みはだんだんひどくなってきて、膝が屈伸するたびに痛みが突き上げてくるようです。
最後の方のおそらく一番急な坂で足が止まりそうになり、一瞬「リタイア」という単語が頭をよぎりました。
邪念を振り払うようにして峠を登り切り、第5CPへの下り。
川沿いに出ると今度は向かい風でした。ゆるく下っているはずなのですが当然スピードが出ません。
足切りに間に合うように最低限の速度を維持しつつひたすら走り続けました。

14:30頃に第5CPの大和グリーンロードへ到着。
「何とか足切りには間に合いそう。いや、間に合ってみせる。」
決意を新たに第6CPの粕淵を目指すのでした。

・・・(おそらく)ゴール編へつづく。

5月8日、いよいよ待ちに待った石見グランフォンドの日がやってきました。

当日は5時に起床。顔を洗って着替えやら荷物の整理をし、ホテルの朝食会場へ。
朝食は5時40分からだったはずですが、5時半の時点でほぼ満席。我々も席を確保して朝食をとりました。

そしてホテルの玄関前にいったん集合。この時から雨が降り出しました。天気予報では午後から晴れるということでしたが、ということは石見高原林道は雨の中走らんといけんのか・・・
昨夜一緒に飲んでいたたむちょんさんと一緒に5人でスタート地点の久手海水浴場へ向かいました。

会場では荷物の整理、出走サインを済ませ、昨夜お世話になった方としばし歓談。
そうこうしているうちにブリーフィングが始まりました。

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雨のスタート地点

ブリーフィングが終わり、スタートを待ち構えます。ペースが速い人は自己申告で前の方に陣取ります。逆に140kmの人は後ろに行くようアナウンスがありました。
ふと見ると先頭の方にアカシロさんとガリレオ改めようちゃんの姿が。一体彼らはどんだけのペースで走る気なんでしょうか。

7時15分、いよいよスタートです。
先頭から10人弱くらいずつスタートして行きます。そしてついに自分の順番がやってきました。
石見参加を決意してからの練習のあれこれを思い出し、「完走できる」と自分に何度も言い聞かせました。

そしてスタート。
最初は大田の市街地を走行するので、信号がなくなるまでは追い越し禁止です。まぁたとえ追い越しても信号にすぐ引っかかるんですが・・・
信号がなくなった辺りでペースアップ。とはいえ序盤は飛ばさないように・・・と思うのですが、すでに結構な心拍数でして、やっぱりペース配分って難しいですね。

雨は霧雨から小降りという程度ですが、確実に体温や体力を奪われました。ちょっと下を向くとヘルメットに溜まった雨水がボトボトッとサイコンに降り掛かりました。霧で先が見えず、そうでなくても第1チェックポイント(CP)までは山をゆっくり登って行くコースなので先が見えません。サイコンの走行距離計だけが頼りです。

抑揚のない道をひた走り、8:43に第1CPに到着。
高山そば道場という所で、手打ちそばを頂きました。実は一時そばにハマっていた時期があるのですが、歯ごたえもしっかりしていておいしかったですね。自転車でなくても島根に行った時にはまた食べたいと思いました。
・・・が、とにかく雨が止みません。CPごとに台紙にスタンプを押してもらうのですが、雨でいきなりインクが滲んじゃう始末。サインシートも濡れてて字が書けません(泣)
トイレも1基しかないのでここはパス。第2CPの桜江は廃校になった小学校らしいですから、ここならトイレがたくさんあると期待して先へ進みました。

第1CPを過ぎてからは次第に道幅も狭くなってきました。
元々設定のルートが通行止めになったそうで、ガードレールのない谷筋を下って行きました。
途中落石に乗り上げてしまい、一瞬車体が制御不能に。山肌に突っ込みそうになりましたが減速してなんとか復帰しました。しばらく下ると道幅も広くなり一安心。

9:26に第2CPに到着しました。

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廃校になった小学校。現在は公民館として使われているようです。

ここでトイレを済ませ、パワーゲルもチャージ。気合いを入れ直していよいよ本格的な山岳区間に入ります。

・・・山岳区間編につづく。

さて、それでは石見グランフォンド参戦記を始めましょう。

今回我が広町.com 自転車部2.0から参加は計7名(ですよね?)。
そのうち僕を含めてこなき部長、GAKEさん、サカイさんの計4名はサカイ家の車で移動することになりました。

朝8時過ぎに我が家で荷物もろともピックアップしていただき、こなき家へ。

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アルファードにロードバイク4台積載の図

見事なパッキングで一台の車にロードバイクを4台積み込み、いざ大田市へ。
出雲路センチュリーライドの時は一台に二人でしたから、会話を続けるのが大変でしたが、さすがに4人もいると誰かが何かを喋っている状態でした。

クレアラインから広島都市高速、山陽道から広島道に入り、浜田道へ。
浜田道は旭ICで降り、翌日の山岳コース部分を下見に向かいました。

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肝心の山岳コースの写真がありません・・・

第2ASの近辺からコーストレースを開始。
川を越えて谷峠に入るとつづら折りの連続です。後ろに乗っていて軽く車酔いしました・・・
「マジかい、明日こんなとこ走るんかよ・・・」
谷峠を越え、しばらく走ると上の写真のJAのお店。ここでしばし休憩して石見高原林道を目指します。

石見高原林道は車から見るとそんなに斜度を感じないかな、などと思っていると道路を清掃している方を発見。
三次在住の奥さんという方でした。この後もコース設計者であるえこにんさん含め数名(すいません、名前を覚えきらんかったです・・・)の方が清掃をしていらっしゃいました。みなさん明日走るんですよね?本当に頭が下がる思いです。
石見高原林道の下りは杉の葉が落ちていてかなり滑りやすそうでした。実際、翌日は落車が起こりましたし。

邑南町役場を過ぎて昼食は縄文村へ。ここは翌日の給水ポイントでもあります。

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縄文村

バイキング形式なのですが、素朴な味付けながらどれもおいしかったです。

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景色もサイコー


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ビールがうまそう・・・

すっかり根が生えてしまった我々4人はしばらくくつろいでおりました。
が、いつまでもいる訳にも行きませんので先に行きましょうか。

縄文村から邑南町役場へ引き返し、翌日は走らないのですが140kmコースを走りました。
200kmと140kmとあると、140kmの方がラクそうなイメージですが、ドンと登らない代わりに豪快な下りもなく、これはこれでしんどいよねー、と皆で話しておりました。

そんなこんなでスタート地点に到着。ここで前日受付を済ませ、ゼッケンを受け取りました。

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ここから予約してあったニュースカイホテル大田に移動。夜はぱぱにいさんの部屋でビールと弁当を食べながら、翌日の情報収集。いろいろと役に立ちました。ありがとうございました。

最近早寝なのでホテルの自室に帰るとめっちゃ眠い・・・なのでシャワーを浴びてさっさと寝ることにしました。

翌日のために用意したジャージはこちら。

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前面

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背面

乗ってる自転車がコルナゴで、グランフォンドに出るんだから、コルナゴグランフォンドの記念ジャージという、ひねりのない発想ですが・・・
明日は無事に完走できるよう祈りながら、ゼッケンを付け、ハンガーに吊るして眠りにつきました。

当日編に続く。

石見完走しました

| コメント(10)
詳しくはまた書こうと思いますが、トップページが前回の暗い記事のままだったので。

石見センチュリーライド、200kmを無事完走しました。

ただ、厳密には第7CPに5分遅れで到着しています。
来年は全部のCPを時間内に走れるよう、さらに練習を積もうと思います。

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