スポットメーターその2

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前回の続き。

スポットメーターに限らず、露出計の基準は「反射率18%のグレー」です。

「そんなこと言ったってそのグレーってどんなグレーなんじゃい!」というツッコミが来そうです。
そういう時のためにこんな商品があります。

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18%グレーのカードです。大きなカメラ屋に行ったら置いてあることがあります。
材質はボール紙みたいなものなので、僕はカードサイズに切って、財布の中に常時入れております。時々出しては身近なものと比べ、反射率18%の感覚を養っております。


さて、どんな優れたカメラ内蔵の評価測光を用いても、絶対に無補正では適正露出で撮れない物を撮ってみましょう。
それは何か?

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発泡スチロールですwww。こんな撮り方するかよと言われそうですが・・・
画面全体に真っ白な発泡スチロールを入れると、どんな測光方法でもこんなグレーに写っちゃいます。ちなみに感度ISO400、絞りf5.6でシャッタースピードは1/80secでした。
我々は発泡スチロール以外の物と見比べたり、「発泡スチロールは白い」という記憶があるため、白と認識します。一方、カメラが露出を決定する情報源は、ファインダーに写っているものだけです。まぁ敢えてカメラに酷な条件を与えたわけです。

この発泡スチロールに、先ほど紹介した18%グレーカードを張り付けてスポットメーターで測光してみました。すると6+2/3EVという数値が出ました。
シャッタースピードは1/13secとなります。先ほどの写真と2+2/3EVもズレています。
この露出をカメラにセットして撮影してみましょう。

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本来の白に近づきました。もう1/3か2/3EVアンダーにした方がいいですが、これは微調整の範囲。

実際に使っている時は、「どこを18%グレーと決めるか」「どの部分まで白飛びや黒潰れしないようにするか」などを考えています。カメラにお任せよりも数段時間はかかりますが、自分の意思を露出に込めるという意味では優れているのではと思います。

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このページは、りゅうじが2011年9月29日 20:06に書いたブログ記事です。

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