入射光式露出計

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カメラに搭載の露出計や、前回取り上げたスポットメーターは、反射光式露出計といいます。
光が被写体に当たり、その反射した光を測定しているわけです。
問題点として、常に反射率18%として露出を算出しますから、露出補正が必要になります。


・・・だったら、被写体に入ってくる光を直接測定すれば、被写体の明るさは関係なく露出が測れるんじゃない?
という考えで作られたのが、入射光式露出計です。

僕の愛用の入射光式露出計はこちら。セコニックのスタジオデラックス(通称スタデラ)です。
PA052755

白い半球状の部分が測定部。被写体の前にここを持ってきて、カメラがある方向に向けて測光ボタンを押します。
で、測定した値を計算尺に入力します。
形を見ればお分かりと思いますが、これまたかなり昔からある露出計で、実は僕も2台目です(前のは壊れた)。
今はデジタル表示で直接絞りとシャッタースピードが表示される露出計もあるんですが、このレトロな外観が好きなのと、やっぱり計算尺が分かりやすくてこればっかり使ってます。実物は結構重いんですが・・・

前回のスポットメーター同様、発泡スチロールを撮影した例がこちら。
PA052756

入ってくる光を測定するのですから、被写体の色は関係ありません。非常に便利です。
が、これにも短所があります。

例えば、陽の光に透ける葉っぱのような被写体、ランプのようにそれ自体が光っている物は測定することができません。
それと被写体の所に行かないと測定できませんから、遠くにある物は測定することができません。

が、例えば風景なら自分がいる所と被写体の光線状態が同じであれば、手元で測光した物を代用することもできます。
もちろん、部屋の中から外の景色を撮るような場合にはダメですけど。


僕が単体露出計を使う時は、基本的に入射光式がメインです。より厳密に露出を決めたい時は、さらにスポットメーターで白飛び、黒潰れの範囲を確認します。
こうして計算しても露出計の精度やらカメラによってバラツキがありますから、風景の場合は何枚か露出をずらして撮影していきます。

反射光式露出計と入射光式露出計は、お互いに足りない所を補い合っている関係にあります。
じゃったら両方計れるようにしてしまえ!という露出計もあります。っていうか初めて買う人はそちらをお勧めします。まぁ単体露出計を買うようになったら相当カメラマニアですけど・・・

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このページは、りゅうじが2011年10月 9日 20:43に書いたブログ記事です。

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