極私的写真講座の最近のブログ記事

その三脚、使えてます?

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さて、くるぱんさんからリクエスト(と勝手に解釈w)がありましたので、三脚ネタの続きを行きましょう。


大きくて重い三脚、広げたり畳むのがしんどい・・・という声をよく耳にします。
たしかに体力の問題もあるかもしれません。
ですが、もしかしたら、間違った使い方をしているのかもしれませんよ。だって正しい使い方なんてお店では教えてくれないし・・・

というわけで三脚を広げるところからやってみましょう。
まずは三脚の脚を伸ばす所から。
大体の三脚は三段とか四段で脚が伸びるようになっています。太い方が頑丈なわけですから、太い方から伸ばしていくのはわかりますよね?
問題はその伸ばし方。こんな伸ばし方をしていないでしょうか。

PB262818

三脚を横倒しにして脚を伸ばすと、三脚の重心が体の軸から大きく離れます。そうすると手に感じる重さは、てこの原理でグッと重たくなります。
ですから、一本目の脚は真っ直ぐ立てて伸ばしましょう。

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一本目の脚を伸ばす時は多少重いのは仕方がありませんが、二本目以降の脚も同じように伸ばす必要はありません。

PB262823

一本目の脚を地面につけ、余分な荷重を一本目の脚に預けるようにすれば、二本目以降の脚を楽に伸ばすことができます。


さて、これで全部の脚が伸びました。
脚は三本ともストッパーに当たるまで開ききりましょう。中途半端だと不安定になり、最悪の場合倒れてしまいます。


三脚を広げて、いざカメラを付けようとする時、困ったことはありませんか?

ネジ穴が見えにくいですよね。ネジ穴を見てカメラを付けようとすると、腰をかがめて下からのぞかなければなりません。体勢的にきついです。

そんな時はこうしましょう。

先に雲台を90度倒してしまいます。そうすればネジとネジ穴を上から見下ろすことができますよね?カメラを取り付けてから元の状態に戻せばいいんです。

畳むときは広げるときの手順を逆にやっていけばOKです。後は現場でモタモタしないように、家で繰り返し練習しておきましょう。

どんな三脚を使うか?

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三脚シリーズの続きです。

カメラ屋さんに行くと、様々な三脚が置いてあります。

その中から自分に合った一本を選ぶのは難しいですよね。
前回、ほとんどの人が華奢過ぎる三脚を使っていると言いました。

撮影の時に使いやすい三脚は、ある程度大きく、重く、値段も高くなります。
ここから携帯のしやすさ、重さ、価格のバランスを見ながら選ぶことになります。

もっと言うと、あなたに適した三脚は、使用場所によって変わってくるはずです。
大体、一本の三脚で全部済まそうと思うから無理が生じるわけでして・・・

その中でも選ぶ基準になる方法をご紹介したいと思います。

一つは三脚の高さです。
エレベータを上げないで、もしくは10センチくらい上げた状態で、カメラのファインダーを立ったまま見られるのが、長時間撮影では使いやすい三脚だと思います。
これより短い三脚だと、撮影の度に中腰にならねばならず、結構足腰にきます。

高さが決まると自ずとパイプの太さもある程度太い物になってきます。
大体28mmくらいでしょうか。細くても26mmはないと、上記の高さが出せません。エレベーターを一杯に上げればもっと細い三脚でもできなくはないですが、その分不安定になります。

最高地上高も大事ですが、最低地上高も大事です。ローポジション撮影も結構頻繁に使う機能ですので、開脚角度を三段階に選べるモデルがよろしいかと思います。

素材もできたらカーボンがいいです。軽いし、振動吸収性に優れています。アルミは安いですがカーボンより重いです。

雲台は3way雲台と自由雲台と大きく2種類あります。風景などきっちり水平を出したい時は3way、マクロ撮影の時は自由雲台が使いやすいとは思いますが、自由雲台じゃ風景が撮れないわけではありません。最初は好きな方でいいかなと思います。
あと、クイックリリースといって雲台に素早く装着できる仕組みがある雲台もあります。もちろんあった方が現場でのセットアップは速いです。が、僕は使わない派です。大慌てでセットアップをする事が少なく、しっかりと固定したいからです。どうしてもという場合には後から付け足すこともできます(若干安定性には欠けますが)。

これだけの条件を満たす三脚というと、カテゴリー的には中型三脚と呼ばれるものになります。結構いい値段がするのも事実です。入門用デジイチより高いかもしれません。
モデルチェンジやお店のセール時を狙って買うのも一つの方法ですよ。僕のメインの三脚は径28mmのカーボン三脚ですが、雲台が安い廉価モデルで、しかもセールだったので29,800円で買いました。もし今からカメラを買うなら、セットで買うと値段の交渉をしやすいかもしれません。

それでもこんなの持って行けない、高い、という場合はどこかの性能を妥協しないといけません。その代わり確実に使いづらくなります。僕はもう慣れちゃったので少々の所なら上記の中型三脚を持って歩きますが・・・
あとはメインで一本、移動が多いとき用にコンパクトな物を一本、とか使い分けですかね。こうなると三脚沼にハマってるかもしれませんw

デジタル時代の三脚考

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風邪を引いておりまして、しばらく自転車は休みです・・・はよ治らんかな。


以前に一脚の話をしましたので、三脚の話もしとこうかなと思います。

今のデジカメって手ぶれ補正が当たり前のようについていますね。
「だったら三脚なんていらないんじゃねぇ?」という声もよく聞きます。

ところが、僕は最近になって三脚の出番がかなり増えてるんですよね。

きっかけの一つは、最近部屋の中での物撮りが多かったこと。
近距離での撮影では手ぶれ補正の効果が減少します。さらに絞り込んでシャッタースピードが1秒とか2秒とかで撮影しますから、手ぶれ補正じゃ追いつかないんですよね。
そして、物撮りの場合は特に露出を変えて何枚も同じアングルで撮ったりします。手持ちだと微妙にアングルが変わったり、ピントの位置がずれたりします。三脚で固定すれば同じアングルで何枚でも撮れます。

もう一つは、上手く撮れたと思っていた写真でも、拡大するとぶれていることに気がついたからです。
これはデジタル時代ならではの問題かもしれません。フィルム時代には4つ切りとかに引き延ばした時に初めてぶれてたことに気付いたのですが、PCの画面上ならピクセル等倍なんて簡単に拡大できます。写真のアラがすぐ見えてしまうのです。

手持ちで困るのはぶれだけではありません。水平線が入るような景色では画面の水平が出ていることが大事ですが、水平を保ちながら構図を調整して撮影するのは、実はかなり難しいです。三脚があれば随分違いますよ。

もう一つ三脚のメリットは、一旦セットしてしまえば、重い機材でも手で持っておく必要がないことです。
これは先日の中国サイクルグランプリの撮影で重宝しました。手持ちの時は2キロ近いカメラとレンズをずーっと持っていないといけませんが、三脚にセットしておけば手に持っておく必要はありませんよね。おかげで随分楽に撮影ができました。

そんなわけで、最近は三脚の使用率が上昇しております。「手持ちでは厳しいので三脚を使う」よりもむしろ「三脚が使えない状況なので仕方なく手持ちで撮る」くらいの気持ちでいます。

「三脚なんてそんなデカくて重いの持って大変じゃない?」と言われますが、僕はむしろ楽をするために三脚を持っていきます。
もちろん三脚さえ使えばいい写真が撮れるわけではありませんが、かなり強力な縁の下の力持ちになることは間違いありません。
信頼できる三脚は、ある程度のデカさと重さと値段があることは否めません。とはいえ、最近のカーボン三脚とかめっちゃ軽いんですがね・・・大体さぁ、最近自転車でもカメラでも、何でもかんでも重いってみんな文句言い過ぎよ。
それによほどの粗悪品じゃなけりゃ、三脚なんてカメラより長持ちします。僕が最初に三脚を買ったのは中学生の時ですが、今でも使えますよ。だったらいい物を買った方がいいと思うんですがいかがでしょうか。


観光地とか運動会でお父さんがカメラ(一眼レフでもビデオカメラでも)に三脚を付けているのを見かけます。
はっきり言いますと、ほとんどの人が華奢過ぎる三脚を使っています。あれじゃ三脚の意味がない。
しかも使い方がまるでなっていません。っていうか三脚の使い方なんて誰も教えてくれないよね?普通。

というわけで、しばらくは三脚の使い方講座を進めていこうと思います。

入射光式露出計

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カメラに搭載の露出計や、前回取り上げたスポットメーターは、反射光式露出計といいます。
光が被写体に当たり、その反射した光を測定しているわけです。
問題点として、常に反射率18%として露出を算出しますから、露出補正が必要になります。


・・・だったら、被写体に入ってくる光を直接測定すれば、被写体の明るさは関係なく露出が測れるんじゃない?
という考えで作られたのが、入射光式露出計です。

僕の愛用の入射光式露出計はこちら。セコニックのスタジオデラックス(通称スタデラ)です。
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白い半球状の部分が測定部。被写体の前にここを持ってきて、カメラがある方向に向けて測光ボタンを押します。
で、測定した値を計算尺に入力します。
形を見ればお分かりと思いますが、これまたかなり昔からある露出計で、実は僕も2台目です(前のは壊れた)。
今はデジタル表示で直接絞りとシャッタースピードが表示される露出計もあるんですが、このレトロな外観が好きなのと、やっぱり計算尺が分かりやすくてこればっかり使ってます。実物は結構重いんですが・・・

前回のスポットメーター同様、発泡スチロールを撮影した例がこちら。
PA052756

入ってくる光を測定するのですから、被写体の色は関係ありません。非常に便利です。
が、これにも短所があります。

例えば、陽の光に透ける葉っぱのような被写体、ランプのようにそれ自体が光っている物は測定することができません。
それと被写体の所に行かないと測定できませんから、遠くにある物は測定することができません。

が、例えば風景なら自分がいる所と被写体の光線状態が同じであれば、手元で測光した物を代用することもできます。
もちろん、部屋の中から外の景色を撮るような場合にはダメですけど。


僕が単体露出計を使う時は、基本的に入射光式がメインです。より厳密に露出を決めたい時は、さらにスポットメーターで白飛び、黒潰れの範囲を確認します。
こうして計算しても露出計の精度やらカメラによってバラツキがありますから、風景の場合は何枚か露出をずらして撮影していきます。

反射光式露出計と入射光式露出計は、お互いに足りない所を補い合っている関係にあります。
じゃったら両方計れるようにしてしまえ!という露出計もあります。っていうか初めて買う人はそちらをお勧めします。まぁ単体露出計を買うようになったら相当カメラマニアですけど・・・

スポットメーターその2

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前回の続き。

スポットメーターに限らず、露出計の基準は「反射率18%のグレー」です。

「そんなこと言ったってそのグレーってどんなグレーなんじゃい!」というツッコミが来そうです。
そういう時のためにこんな商品があります。

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18%グレーのカードです。大きなカメラ屋に行ったら置いてあることがあります。
材質はボール紙みたいなものなので、僕はカードサイズに切って、財布の中に常時入れております。時々出しては身近なものと比べ、反射率18%の感覚を養っております。


さて、どんな優れたカメラ内蔵の評価測光を用いても、絶対に無補正では適正露出で撮れない物を撮ってみましょう。
それは何か?

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発泡スチロールですwww。こんな撮り方するかよと言われそうですが・・・
画面全体に真っ白な発泡スチロールを入れると、どんな測光方法でもこんなグレーに写っちゃいます。ちなみに感度ISO400、絞りf5.6でシャッタースピードは1/80secでした。
我々は発泡スチロール以外の物と見比べたり、「発泡スチロールは白い」という記憶があるため、白と認識します。一方、カメラが露出を決定する情報源は、ファインダーに写っているものだけです。まぁ敢えてカメラに酷な条件を与えたわけです。

この発泡スチロールに、先ほど紹介した18%グレーカードを張り付けてスポットメーターで測光してみました。すると6+2/3EVという数値が出ました。
シャッタースピードは1/13secとなります。先ほどの写真と2+2/3EVもズレています。
この露出をカメラにセットして撮影してみましょう。

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本来の白に近づきました。もう1/3か2/3EVアンダーにした方がいいですが、これは微調整の範囲。

実際に使っている時は、「どこを18%グレーと決めるか」「どの部分まで白飛びや黒潰れしないようにするか」などを考えています。カメラにお任せよりも数段時間はかかりますが、自分の意思を露出に込めるという意味では優れているのではと思います。

スポットメーター

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中央重点測光の話をしたので、スポット測光の話もしましょうか。

・・・といいたいところですが、実はカメラのスポット測光はあまり使っていないんです。
使うと言えば極端な逆光の人物くらいですかねぇ。

いちおう説明しますと、スポット測光というのは、ファインダーの中心のごく一部だけの明るさを測ります。
ただ、明るさといってもカメラ自体は白いものも黒いものも、全て反射率18%のグレーとして算出されます。
なのでかなりの確率で露出補正が必要になります。反射率18%に近いもの、たとえばアスファルト、北の青空、肌の色(女性やこどもは+1段オーバーにすると奇麗に写るなんていいますが)を測ってAEロックという方法もあります。

・・・でもイマイチ使いにくいのよねぇ。特に三脚を使っていると、あちこちカメラを振り回すのが難しいし。


というわけで、スポット測光を使わないで、僕は単体露出計を愛用しています。

それがこちら。
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ペンタックスのデジタルスポットメーターという商品です。
実物は結構デカイですが、使い方はいたってシンプル。
画面奥に隠れてますが対眼レンズがありまして、そこからのぞきながら明るさを測りたいところでスイッチを押します。すると明るさがEVという単位で表示されます。

でもそれだけじゃシャッタースピードや絞りは決められません。
P9212735

この写真の中央部にあるのが露出を決定する計算尺です。緑の数字は感度、オレンジの数字は先ほど測ったEV値を三角マークにセットすると、求めるシャッタースピードと絞りの対が出てくる、という何ともアナクロな作りになっております。


で、こんな面倒くさい方法のどこが優れているのかですが、たくさんの場所の明るさを測る時に威力を発揮します。
オレンジの三角の両サイドになにやら白い目盛が刻んであるのが見えるかと思います。
この1〜10の範囲に、フィルムや撮像素子が白飛びや黒潰れをせずに写せる範囲(ラティテュード)が相当します。
だから、「この露出だと画面のこの辺は白く飛んじゃうな」と判断したり、「ここがギリギリ真っ黒にならないように露出を決めよう」ということが簡単にできます。

フィルムもデジカメの撮像素子も、人間の目が認識できるよりはるかに狭い範囲の明かりしか取り込むことができません。ペンタックスのデジタルスポットメーターは、どこを基準にしてどこを捨てるのか、その判断にものすごく役に立つのです。


実際にスポットメーターを使用して露出を決定して撮影した写真がこちら。
夕暮れの平和公園 on Twitpic

画面中央の橋の部分を測光して露出決定。夕暮れの空が若干白飛びになりますが、雲まで白飛びにならないように若干補正して撮影しました。

中央重点測光のススメ

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最近カメラネタばっかりですねぇ。
まぁずっと自転車ネタばかり書いてきたのでたまにはいいでしょう。

以前にもちょっと書いたことがあるのですが、一眼レフ、一部の高級コンパクトカメラには露出を決める測光モードというのを切り替える機能がついています。

切り替えができるものは、大抵以下の三種類から選べるはずです。

  1. コンピュータが光線状態などいろいろ判断して決めてくれる、評価測光(メーカーによって呼び方が違います)
  2. 画面中央の明るさを重視しながら、画面周辺の明るさもある程度測る中央重点測光
  3. 画面中央のごく一部分のみ測るスポット測光

まぁ大抵はコンピュータにおまかせの、いわゆる評価測光を使うでしょう。
僕もこれが一番使用頻度が高い気がします。なーんにも考えなくてもいいですから。しかもかなり正確。

ただ、評価測光も万能ではありません。
極端な逆光、真っ白だったり真っ黒な被写体では、おかしな露出値を出してくることがあります。

そういう場合に備えて中央重点測光や、スポット測光というものが用意してあるんですね。


というわけで、今回は中央重点測光を取り上げてみたいと思います。

先日、仕事の関係で大阪まで出張に行ってきました。
空き時間が結構あったので、ちょっと通天閣へw

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評価測光でも奇麗です。青空の部分はちょうどいい気がしますが、通天閣自体は若干露出アンダーに思えます。

今度は中央重点測光にしてみましょう。
P9182687

タワーの中央辺りを測光。タワー自体は白っぽいため、+1段補正しています。結果として、評価測光より+2/3段明るくなっています。こちらの方が僕のイメージに近い映像です。

中央重点測光は単純ながら意外とよくできた測光方式で、順光で極端に白っぽいとか黒っぽいものが被写体になければ出た目でOKだと思います。
僕のやり方は、白っぽいものなら+1段補正、黒っぽいものならー1段補正、強い逆光なら+2段補正を行います。ここから微調整が必要なら更に補正を行いますが、大雑把でも割といけます。

評価測光は優秀なのですが、露出の決定方法はブラックボックスに包まれています。なので、「どうしてこの数字が出たのか」が分かりません。まぁメーカーによってはわりと分かりやすかったりしますが、メーカーが違うと傾向がガラリと変わるので、補正が必要か否か、撮る前に予想が付きにくいです。

対して中央重点測光は、コンピュータによる余計な計算が入らない分、露出の傾向がつかみやすく、メーカー間の差も小さいです。なので、「ここは白いから+1段」とか人間の意図を反映させやすくなります。機械に使われるのではなく、自分で積極的に機械を使いこなしていきたい、というのが僕のコンセプトですから、中央重点測光は僕の性格にあっていると思います。


これは大阪駅。
P9182698

中央重点測光で、何も考えずに撮影するとこうなりました。天井から透けている光のせいで、露出アンダーになってしまいました。まぁ十分許容範囲内ですけど。

一旦カメラを下に振り、天井をフレームアウトさせて床の部分でAEロック。その後再度フレームし直したのがこちら。
P9182699

AEロック、露出補正を組み合わせることで、「撮影者の意図」を込めやすくなるのがおわかりでしょうか。


ところで、もう一つのスポット測光ですが、これはちょっと使いこなしが難しくなります。露出補正は必須です。
極端に明暗差の強い逆光での人物撮影くらいしか僕は使わないです。本当にスポット測光で露出を決める時は、スポットメーターを使っています。スポットメーターについては、また改めて書こうと思います。

評価測光よりも自分の意図を込めやすく、スポット測光ほど難しくない。
せっかくですから、ちょっと中央重点測光も試してみて下さい。

しばらくぶりです。

最近朝練と称して早起きしているのでブログを書こうと思っても夜は眠くて・・・


ちょっと前の話なのですが、友人達と山口県の秋芳洞へ行ってきました。
先日K-7を購入した友人も参加なので、僕もデジイチを持って行くことにしました。

この日の僕のお供はOLYMPUS E-620。よくわかんないんですが、こいつの出す絵が好きなんですよね。それでいてレンズも含めてコンパクトですし。
普通のAPS-Cサイズのデジイチだとズームが2本くらいしか入らないカメラバッグに、レンズを計4本入れて持って行きました。使ったのはほとんど25mmF2.8の単焦点ですけど。

まずは鍾乳洞の入り口。これは広角ズームを使用。
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鍾乳洞の中は大変暗いのでISO感度を800に設定。後から思えばノイズ覚悟で1600でもよかったかも・・・
レンズは明るいものを使わないといけませんので、25mmF2.8(35mmフィルム版に換算して50mm)をチョイス。
やっぱり明るいレンズは必要だなと痛感しました。

P8282598

とはいえこれでもシャッタースピードは1/5sec。手ぶれ補正のみでは厳しいです。一脚を使えばかなりブレは押さえられます。

光の加減が面白かったので一枚。
P8282603

先ほどの写真とほぼ逆方向から。
P8282604

一脚は出したり納めたりがちょっと手間ですが、三脚ほどじゃないし、これだけブレ軽減の効果があるならガンガン使うべきだと思います。
そしてこれだけ暗い所だと明るい(F値が小さい)レンズは必要ですね。ズームだとかさばりますが、単焦点ならコンパクトです。フォーサーズ(マイクロでない)の単焦点広角(35mm相当)レンズを出して下さい、オリンパスさん・・・

P8282622

一脚をご存知ですか

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最近にしては珍しくカメラネタ2連投。

三脚はご存知の方も多いと思いますが、一脚というのがあります。

カメラの底にある三脚穴に取り付け、支えとして使用します。
が、脚が一本しかありませんので、三脚のように自立することはできません。人間による支えが必要です。

手持ち撮影じゃ厳しいが、三脚は場所を取るので使えないとか、移動しながら撮る場合に使います。もちろん三脚よりもブレは発生しやすいですが、はるかに軽いですから、機動性にすぐれています。


「そんなん、今どきのカメラは手ブレ補正があるからいらんのじゃない??」

そう思われる方もいらっしゃるでしょう。実は僕もそう思っていました。
というわけで実験してみました。

標準ズームレンズの望遠端、シャッター速度は1/15sec、ピントはマニュアルにして、最も近距離で固定としました。
被写体はキーボード。「ま」の文字にピントを合わせて撮影しました。
一脚の効果が分かりやすいように、中腰で撮影しました。


まずは手持ち撮影、手ブレ補正なし。

IMGP0144

ピント位置を拡大。

IMGP0144MG

ブレブレなのがお分かりだと思います。


続いて手持ち撮影で、手ブレ補正を入れました。

IMGP0145

画像を小さくしていてもシャープになっているのがわかります。これもピント位置を拡大。

IMGP0145MG

先ほどより明らかにブレが減っています。手ブレ補正恐るべし。


続いて一脚使用。一脚や三脚を使う時には手ブレ補正はオフにします。

IMGP0146

ピント位置を拡大してみましょう。

IMGP0146MG

さらにブレが減っていますね。


今回の実験は明らかに手持ちに不利です。手ブレ補正が効きにくい近接撮影だし、姿勢は中腰ですからブレるのは当然の状況を作り出しています。
いろいろ試しましたが、椅子に腰かけて撮影するだけでブレの量はグンと減ります。テーブルに肘をつけばさらに安定するでしょう。手持ち撮影はいかに安定した姿勢を取るかが重要だということが、改めてわかりました。

手ブレ補正もかなり強力に効きますが、万能ではありません。近くの物ほど効果が弱いと言われています。安定した姿勢を取るのは言わずもがな。「手ブレ補正があるから大丈夫」と思っていると失敗します。

一脚の効果は絶大です。今回のような条件では手持ちだと構えるだけで大変で、ファインダーからの像が安定せず、ピントを合わせるだけで一苦労ですが、一脚を使うとかなりラクです(もちろん三脚が使えればその方がもっと安定します)。風景写真などでも安定して構図やピントが合わせられるでしょう。

一脚は小さいものなら、たためばカバンに放り込んでおけるサイズです。三脚ほど大げさでもないし、一本あると便利です。

色温度

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長いこと写真講座をほったらかしにしていました。

前回のホワイトバランスの続きです。
デジカメの説明書を見ると、ホワイトバランスの所に色温度というのが出てきます。

物を熱した時には光が出ます。ろうそくや白熱電球、製鉄所の鉄とか、もちろん太陽だってそうです。
温度によってその光の色は変化します。3000度くらいだと赤っぽい光りだし、10000度になると青みがかってきます。
(厳密には黒体という現実には存在しない物を加熱したとして計算するんですが・・・本筋から外れるのでカット)
光源となる光の色合いを表す物が色温度、と考えて下さい。

晴天時の日光の色温度が大体5000~6000K(ケルビン)と言われます。ここが一つの基準。
白熱電球は日光に比べるとオレンジがかったというか、赤っぽい色です。色温度は3000Kくらい。
ところで夕焼けってオレンジがかっていますよね。これは大気中の塵が波長の短い青い光をカットするからで、色温度は2000Kくらいになります。
日陰は太陽から直接の光は届きません。しかし空や雲が巨大なレフ板の役目を果たします。青空はこれまた大気中の塵が波長の短い青い光を散乱させるので、青い光が増えて、色温度は7000Kくらいに上がります。

・・・昔僕もここでよくわかんなくなってたんです。
色温度って、決して太陽がその温度で燃えてるわけじゃないんです。
太陽の表面温度は約6000度です。朝も夕方も同じはずです。
「日陰にはいると太陽の温度が上がる???」とか考えてたんですよ。実は。そんなわきゃないですよね。

人間の目は色をR(赤)G(緑)B(青)に分けて認識します。Rが強ければ色温度が低く、Bが強ければ色温度が高い、と考えればいいでしょう。

さて、例えば奇麗な夕焼けに出会ったとしましょう。
このオレンジを奇麗に撮りたい!
でもオートホワイトバランスだとなんか違う色になっちゃう・・・
こういう時にマニュアルのホワイトバランスの出番です。
ホワイトバランスの設定には、オートの他に白熱電球とか、日光、日陰、いろいろありますよね。
さあ、どれで撮ったらいいのでしょうか。

夕焼けは色温度が低いから白熱電球!
・・・残念。違います。
ホワイトバランスとは、その色温度で撮った時に「白が白く」見えるわけです。
ここはあえて「白を白く」見せないわけです。オレンジというか、Rの光を強調したいのですから、色温度は高く設定しないといけません。というわけで、こういう場合は「日光」を選ぶのがベター。「日陰」でもいいかもしれませんが、ちょっとやり過ぎかな・・・

オートホワイトバランスは非常に便利な機能で、普通は変更の必要性を感じません。
でも、「何か色が違う・・・」と思った時には変えてみるといいでしょう。
ちなみに、光源が日光で、ホワイトバランスを「白熱電球」にすると、写真が真っ青になります。心霊写真みたいで結構好きです・・・

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